鉄フライパンを愛用して5年になります。
根からのズボラダメダメ人間なので、鉄フライパンを使ってると「えー!意外!」という反応をされる事がしばしばあります。

鉄フライパンは「手入れがめんどくさい」とか「丁寧な暮らしをする人のやつ」っていう先入観があるみたいね?
実際はめんどくさい事なんてない!今回は鉄フライパンの魅力を語ります!
鉄フライパンのめんどくさい?デメリットを検証してみた
たぶん、鉄フライパンの購入で迷っているほとんどの人は「鉄フライパンってめんどくさそう」と思っているのではないでしょうか?
実際、鉄フライパンの取り扱いについて調べると
- 焦げつきやすい
- 使う前にシーズニングが必要
- 洗剤はつかっちゃだめ
- 使用後は火にかけて水を飛ばす
- 油を塗ってからしまわないとダメ
ざっとこんな感じで注意点がずらずら出てます。



いや、まじこれめんどくさいな
私、ぎりぎりでいきていた主婦。
めんどくさい事はやりたくないので、その工程本当に必要なのか?実際に検証してみました!
鉄フライパンは焦げ付きやすい?
テフロンに比べると『焦げる、くっつく』というトラブルは確かに多いです。


薄い金属ターナーでこそぎ取ればおこげ部分はむしろごちそう。そして金たわしでごしごし洗ってもいいのでもはや、焦げつくのはデメリットとは言えないと感じています。



むしろちょっと焦げたくらいならラッキー♪
▼貝印のペラペラターナーが相性抜群
使う前にシーズニングが必要?
新品の鉄フライパンの多くは防錆加工がしてあるので、これを焼き切る必要があります。
さらに、加熱をし酸化被膜をつくることで、焦げ付きにくいフライパンが出来上がります。
この工程をシーズニングといいます。
テフロンのフライパンなら洗ってすぐに使えるので、少々めんどくさく感じますね…



でも、やるのは 最初の一回かぎり でOKです。
▼シーズニング不要のフライパンもあります
使用後は火にかけて水を飛ばさないとダメ?



これに関してはやっておいた方がいい!
でも、普通のフライパンだって洗ったらふきますよね?
鉄フライパンの場合は真っ先に洗って、他の物を洗ってる隙に火にかければいいんです。


ひっかける収納なら熱いままでも収納する事ができます。
洗剤はつかっちゃだめ?洗剤であらったらどうなるの?
鉄フライパンは使い込む事で油膜ができ、焦げ付きにくいフライパンへと成長します。
洗剤を使うとこの油膜がはがれるから、フライパンがだめになると言われています。



洗剤を使わないと洗った気がしないんだよね…
という事で、洗剤で洗ってみました!


3カ月ほど毎日洗剤で洗ってみましたが、意外といけます。
焦付き等のトラブルも起きませんでした。
しっかりと油膜が出来上がった後であれば、洗剤で洗うくらいは問題ない ようです。



最初の1カ月くらいは避けた方がいいかも
しかし! 研磨粒子入りのスポンジでゴシゴシと洗うのはNG!


キクロンスポンジの研磨粒子入りの面で洗ったらみじめな姿になりました…
もしこうなってしまった場合でも鉄フライパンはリセット可能なので安心してください。
>>焦げつき・サビが気になる鉄フライパンをリセットする方法|シーズニングのやり直し
使用後はすぐに洗わないとダメ?
わが家は子供が3人ワンオペでみてるので、使用後すぐ洗うなんて無理of無理。
正直言うと朝まで洗えない時もあります…(汗)
放置してしまった時は、1分ほど火にかけてから水で洗います。



熱い状態で洗うと汚れや余分な油もおちるよ!
油をぬってからしまわないとダメ?
これに関しては好みもあると思いますが、別に塗らなくても大丈夫です。
しっかりとコーティングができあがった後なら、数日放置したくらいじゃサビません。



使うときに普通に油を引けば無問題!
5年育てた鉄フライパン、デバイヤーの魅力を聞いてほしい
そんなわけでかなりズボラに扱っていますが、まだまだ現役で使えています。
私が使っているのはデバイヤーのエレメント5110。



ついでなので、ちょっとデバイヤーの魅力を語らせてください。
何より料理がうまい
デバイヤーでつくると目玉焼きや、焼きそばですらうまく作れます。
料理道具においてこれ以上のメリットあります?ないよね。
鉄フライパンの魅力はなんといっても強火でがんがん調理できること。これによって、肉も野菜もパリッと焼けるし、ただ焼くだけでうまい。


肉を置いた瞬間のじゅわーっていう音。煙が上がる感じからして、すでにごちそう。
デバイヤーのフライパンは厚さ3mmの鉄。
畜温性も高く、調理中も一定温度が保たれます。
例えるなら、鉄板料理店の鉄板ミニチュア版です。


キャンプで焼いたローストビーフは最強でした。



火加減で料理を失敗しがちな人はテフロンより鉄の方が向いてるかも?
ちなみに 我が家のデバイヤーは26cm なんですが。


市販の油・水不要の餃子なら12個くらいのサイズ感。
常温のフライパンに冷凍のまま載せて工程通りに作ってもするんと取れます。


ぱりっと、するんと。はい、優勝。
油も水も使いません。企業努力ばんざい。
つかったのは餃子の王将の冷凍餃子。おいしいよ。
しっかり深さがあるので煮込むこともできる
デバイヤーは 縁の立ち上がりがしっかりしている ので、煮込みや揚げ物もできちゃいます。


トマトソースもこの通り、炒めてそのまま煮込める。トマトは酸性だから油膜がとれるよとか言ってる人もいますが知ったこっちゃねえ。我が家は今のところ大丈夫。何ならもろ酸性の酢豚とかもやっちゃう。


唐揚げなら鶏もも肉一枚ちょっとくらい。
ちょっとくっつくようになってきたなっていう時は揚げ物をすればコーティングが回復します。
無骨な見た目がたまらん
デバイヤーは1830年創業のフランスのメーカーで、産業革命の頃から今もなお 多くの工程を職人さんが手作業で作っている そうです。
ロマンあるよね。


デバイヤーで地味に気に入ってるのがこの持ち手。
刻印かっこいいし、地味にこの穴。イイ!
狭い賃貸なのでS字フックでひっかけ収納できるのがうれしい。
ちなみにフライパンをガンガンに熱しても 持ち手は熱くなりません 。
タークよりはお手頃価格
同じような鉄フライパンだとタークが人気ですが、デバイヤーはなんと1/3の価格で買えちゃいます。
ティファールのテフロンフライパンと変わらない値段で買えて、しかも買い替え不要。



めちゃくちゃお手頃じゃない?
避けられないデメリットもある


ゴリゴリに推していきたいお気に入りなんだけど、明確なデメリットが2つほど。
- 重たい
- 油の摂取量がふえる
重さ図ろうとしたら1kg以上という事でエラーがでましたが。1.9kgあります。
フライパンを振りまくる料理はできません。(まあ、しないけど)
あと料理を取り分けるとき持ち上げてやろうとすると重すぎてふぬぬぬっってなります。
料理込みで3kgくらいあるんだもん。新生児片手で持ち上げる感じよ?
- 基本持ち上げない
- 良質な油を使う
で乗り切ってます。



フライパンの形した鉄板を導入したと思ってる(笑)
まとめ
重さというデメリットはあれど、デバイヤーの鉄フライパンは毎日の料理を確実にワンランクアップしてくれる神アイテムなので、迷ってる人はぜひ鉄フライパンの沼に踏み出してほしい。
ちなみに重さで迷ってるなら無印良品の鉄フライパンは比較的軽めらしいです。
強火でがんがん調理するにあたって、コンロの安全センサーでいちいち弱火に戻るのがストレスなので、加熱防止センサーを解除するやつも買っとくといいよ!
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